人は見たいように見ている

昨日、弾丸ツアーに京都に行った時のことです。

写真にもある、京都では有名な にしんそばのお店 松葉 におりました。

にしんそば だけでも、冷やしとろろや、冷やしおろしなど、

かなり楽しめるメニューで、周りを見ると

お一人でもグループでも、はたまた外国からの方も

ここのにしんそばを目当てに、祇園祭も手伝って賑やかなものでした。

 

お店では、よく働くベテランの女性達が、キビキビと丁寧に接客をしていて

気持ちよく過ごしていたのです。

そこへ、年配のご夫婦が入ってこられました。

注文は 「焼酎水割りとみつまめ」

えっ? ここで? (私の心の声です)

「今日は甘いもんはないんですよ」とお店の方。

「じゃ、焼酎水割りとオレンジジュース」

「あー、ごめんなさいね。オレンジジュースも終わってしもて」

「何にも無いじゃないか! 気分悪い。帰るぞ」 と声を荒げる旦那様。

「えらい、すんまへんなあ。おおきに。またおこしやす」

と、淡々とにこやかに片付けるお店の方。

 

旦那様は怒って居る時、私のほうに「共感するだろ?」的な笑みを浮かべておられました。

 

このご夫婦は、喫茶店と思われて入られたのでしょうね。

暑い日だったし、喉も乾いていたし。

はてさて、お店の中には共感された方はどれくらいいらしたでしょうか。

そう、人は目の前の現象を見たいように見ているのです。

旦那様にしたら、何も無い店だし、お店からしたら混雑が尋常ではないので、

おそば中心の構成もやむを得なかったのでしょう。

 

人と人のいざこざは、こういう事が頻繁に起こっているのです。

そして、必ず誰かを味方に付けたい!  「ね、ね、ひどいでしょ」って。

 

私が今回の事を、どう見たいように見たのか。

接客のおばちゃん、かっこええなあ  です。

私も仕事柄、理不尽に怒られたりします。

悔しかったり、誰かに味方になって慰めて欲しかったりしたこともありますが、

最近は何も感じなくなりました。誰も悪くないからです。

人は本当に見たいように見ている事が多いです。

そして、勝手にストーリーを作ってしまいがちです。

 

その時、本当の自分はどう思っているのでしょうね。

否定されたくない自分。

いつも正しい自分。

プライドの高い自分。・・・隠れたストーリーが本質ということもあります。

 

隣には、そんな事おかまいなしに、一人でビールと

冷やしにしんそばを大切に美味しそうに召し上がっている

男性がいました。見てるだけで、幸せになる食べっぷりでした。

やっぱり、食べる時は、楽しく食べましょ!

こっちが、私の見たいように見ていた事ですね(笑)

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