佐藤初女さんの講演会で

連休も終わり、あっという間に5月も中盤ですね。

春からデトックス、毒出しも続いています。

最近は、心の毒出しが顕著です。

今年は、食べる事・・・不食も含めて・・・について

考えるチャンスをたくさん頂いています。

 

今日は、念願の佐藤初女さんの講演会に行ってきました。

数年前に初めて著書を読んだときの衝撃は忘れられません。

初女さんの生き方に、とても心を動かされました。

私がデイサービスの名前にした

絵本の『おおきな木』 も、初女さんの著書に出て来たり、

初女さんの生き方に、シンパシーを感じていました。

 

最近は、組まれていた講演会も中止になる事もあるようなご体調の様で、

1921年生まれのお身体を案じていました。

やはり、予定より短い時間の登壇でした。

でも、そのお声や、言葉に、私は何度か胸が熱くなりました。

 

初女さんの言葉は、判りやすく清らかで崇高でした。

同じと言っては、申し訳ないようですが、

私は介護の仕事は、一つ一つ祈りだと思っています。

初女さんは、『祈りは生活』 とおっしゃるのです。

じっと手を合わせていては、目の前の人を救う事が出来ない。

でも、今日の初女さんは、もう『生きる事が祈り」だと思いました。

そこにいらっしゃるだけで、多くの愛を、祈りを感じるのです。

食べるもの、自然から命をいただくこと。

そうやって生かされていて、その命を誰かの為に使う事。

日々、生活をする事が祈りです。

体調が悪い中、周囲が止めても、ご本人が講演に行きたいと仰る。

その思いは痛いほど伝わってきました。

一言でも、ご自身の言葉で、思いを伝える事。

どんな状態でも、きちんとご挨拶をして去られるお姿に、

こころが打たれました。

 

自分がどう最終章を生きていくのか。

その背中を若い人たちは見ているのだなぁ。

そんな事を考えていました。

 

青森の岩木山のような初女さん。

どっしりと変わらないものの傍にいるだけで、

雪解け水の様に、たくさんの愛を受け取っていくのです。

 

初女さんの『森のイスキア』や、

映画 『しあわせのパン』 のような場所が作れないかな、と

ずっと思っています。

今日はその思いが、フツフツしてきました。

 

本当に、貴重な時間を、

わざわざ来て下さった初女さんに感謝です。

お会い出来て嬉しかったです。

 

そして、人に寄り添う事を仕事にしようと

改めて思いました。

 

 

 

 

 

 
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