たいせつなものを手放す

介護の仕事をする様になって14年ほど経ちます。

最初は、NPOでの自立援助の訪問でした。

介護保険制度が始まってすぐの事です。

その後、今一緒にデイサービスをやっている社長夫妻と出会い、

当時は訪問介護事業をしていました。

デイサービスおおきな木は丸8年になります。   http://おおきな木.com

ここで、経営母体を業務譲渡することになりました。

HPにブログで詳しく書いていますので、良かったら読んでみてください。

 

この10年は本当に様々な経験をしました。

詐欺まがいの事。それに関わる人々。弁護士。司法書士。お役人。風見鶏のようなスタッフ。

デイサービスを始めたのも、そのゴタゴタの失意のどん底からでした。

本当にふるいに掛けられた様に、去る人、残る人沢山見てきました。

おおきな木 は絵本の名前ですが、私が生きる指針に名付けたものでした。

誰も信じられない、流す涙も枯れるほどの日々でした。

デイサービスを初めても順風満帆ではありませんでした。

8年間、様々な事があり、素晴しいスタッフ、頼りにしてくださるご利用者様、

我々を見守ってくださる支援してくださる方々に支えられて、

なんとかやってこられたのは、本当に有り難く感謝いたしております。

 

10年経ち、介護保険を取り巻く状況も変わってきました。

来年度の改定では、小さなデイサービスの状況はかなり厳しくなりそうです。

譲渡は、良いタイミングだと感じています。

 

この10年で、はっきり分かったことがあります。

・意味の無い体験は無い。

・人をコントロールしたい時は、自分をコントロールする。

 

嵐の中にいると、どうして? と誰かを責めたくなることもあります。

八方塞がりに見えても、出口はどこかにあります。

あとから、「そいうことだったのか!」 と納得することもあります。

この10年、大切に育ててきたこのデイサービスを、

新たな形にする事に、涙される方もいらっしゃいますが、

私は、どこか清々しい気持ちがあります。

たいせつなものを手放す事に、迷いはありません。

 

変化しないものはありません。

大変な経験をしたからと言って、もう何も悪い事が起こらない訳でもなく、

いろんな人々にあったから、私もすごく偉くなった訳でもありません。

まだまだです。学びは一生涯です。

でも、この経験は私の身体に染み付いて、誰もはぎ取る事は出来ません。

 

茶道の師に言われた事があります。

「身につけたものは誰も取ることはできない」

 

手放す事は形あるものだけでもありません。

おおきな木を渡したくない、という執着と言う思いも同時に手放せています。

この時期、手放すこと、おすすめです。

 

 

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