3月22日(土)
ご機嫌いかがでしょうか。
sistermoon いのうえひとみ です。
春分の日も過ぎて、
いよいよ春めいてきました。
今年は、花粉症がひどいのだとか。
なぜか、私は今年は平気なんです。
不思議ですね。
毎年、変化しますね。
先日、NHKで、俳優の近藤正臣さんの
『郡上八幡 ひとり暮らし』という
ドキュメンタリーを放送していました。
奥様と数年前に郡上八幡に移住して臣さん(近藤正臣さん)
しばらくして、奥様のヒロさんが、
認知症を発症。ギリギリまで、介護をされていましたが、
症状が悪化して、施設に入所。そして、亡くなられました。
急に一人で暮らすことになった臣さん。
今まで、介護をしながら、二人で仲良く暮らしてきたのに・・・。
その後、
食欲も体重も減り、
一人で、生きる意味を見失うところから、
少しずつ、日常生活を取り戻していく様子を追っていきます。
奥様を支えてくださった
介護関係の方や、
釣り仲間の方々、
文化交流をされていた若い方々との交流や
さまざまな温かいサポートもあり、
最後には、『もう少し生きてみようと思う』と。
父の時と、何度も被ってしまって、
少し苦しくなりました。
いつも二人で過ごしてきた人にとって、
急に一人になるって、
さまざまな苦しさがやってくるのでしょうね。
これは、誰にでもやってくる課題です。
一人になって生きる覚悟は、
いつ生まれるのでしょう。
臣さんは、
少しずつ、以前のようにテラスで朝食を食べたり、
食べることに手をかけるようになって、
地域の方々と久しぶりに交流したりしながら、
生きてみよう、と思えるところまで、戻ってきたのです。
一人で生きるとしても、
一人では生きられない、ですね。
みんな、一人にはならないのです。
ご近所の方や、
美しい自然の力が大きな力になって、
お猿さんまで、しっかり臣さんを支えています。
独居の父も、
介護職の方々、
サークル活動の方々、そして、
ご近所の方々本当にお世話になっています。
少し動けるうちに、
ご近所や、趣味仲間とか、
何かしら交流のある暮らし方を
考えておくのも、大切ですね。
そして、臣さんが話されていたのですが、
『できないことを、おもしろがる』こと。
これから歳を重ねると、できないことや、
新たな発見が増えてくるようです。
それを一つ一つ、
面白いなぁと、考える。
ポジティブに捉えるのですね。
ベクトルを、自己卑下に向けずに、
笑い飛ばす方へ。
この番組は、
老後の暮らし方に、さまざまなヒントが
あるなぁと思いました。
素敵な食器にお料理を乗せたり、
あちこちに趣味の良さが伺えました。
こだわった暮らしをされてきたのだなぁ。
若い人たちとも交流できる柔軟さと、
自分らしさにこだわる、少しの頑固さ。
自分らしく生きることは、
いつでもたいせつです。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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