夏の花

写真はむくげの花です。

夏は花の種類が少ないように感じます。

お茶を習っていた時、

先生のお庭にたくさんの茶花が有り、

毎回、先生が選んで飾られていました。

お茶席にお花は欠かせないのです。

夏は茶花も少なく、このむくげやタチアオイを

良く目にしたよう思います。

「野に有るように生けなさい」　というのは

千利休の教えです。

自然には叶わないけど、自然に敬意を表しての教えではと思います。

花所望というお手前・・になるのかしら・・が苦手で、

お茶席の花入れに、野に有るように花を生けるのが難しく、

顔から火が出る思いを何度もしました。

それでも茶花が好きで、猫の額ほどの小さな庭には、

いくつかの茶花もあり、このむくげは探して買ったものです。

スーッと茎が背筋のように伸び、少し俯き加減に咲く花。

暑い夏の日に、涼やかさを届けてくれるようです。

今日は大暑。

ご自愛くださいませ。