夏休みを取られている方も多いと思います。
私も、まとまって休めるのは久しぶりなのでのんびりしています。
先日、ある山間部にすんでいる方のインタビューで、
「ここは人間のすむ所」 という言葉にハッとしました。
そこは、過疎が進む地域で夏も冬も厳しい気候なのです。
この休みに気付いたことがいくつか有りますが、
休みだと料理をゆっくりたくさん作るのです。
いつもは、忙しいといい訳ばかりでした。
改めて考えると、仕事の日は効率ばかり考えて、
面倒な事はしないので、食べやすいメニューになってしまいます。
それは、栄養も偏るし、噛まなくても食べやすかったり、
生き物に感謝しない形の料理(加工品)が多くなりがちです。
やはり、時間をかけて作ると、出汁も丁寧にとったり、
下ごしらえも必要なものが多く、手間ですが楽しく出来ます。
メニューを見てみると、素材に感謝したり、歯ごたえを感じたりします。
食べる時間もあるせいか、本当に食べる事を味わいました。
仕事の日もこう有りたいのですが、なかなか難しいです。
でも、忙しい事を言い訳にしていることにも気付きました。
特に、最近一人での夕食が多く、テキトーに済ます事が多かったのです。
私の好きなエッセイストの松浦弥太郎さんも、
一人の時にこそ、丁寧な食事を・・・と書かれていました。
一方では、素材や産地に拘っているのに・・・
なんと本末転倒でしょう!!
本当にしたいこと。 それを忙しい日々はかき消してしまいます。
出来ない自分に、たくさんの言い訳をくっつけて納得させていますが、
心思いと行動が同じであれば、ストレスも溜まらないのに、と
改めて気付いたのでした。
やはり満月が近づくと、生き物として本来の思いが湧いてくるようですよ。
食に限らず、人間らしくないな、と思う事が多い昨今。
人間らしい生活。心がけたいです。
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